巨大災害過程研究領域

Preparedness and Societal Reaction

災害のきっかけと自然の外力や起こりうる被害についてそして、どうして大きな災害になるのかについての理解を深めることが被害を減らす第一歩だと考えます。

【低頻度重大災害】

図:低頻度重大災害

■災害過程を理解する。

大都市を襲うさまざまな災害を比較検討し、災害が持つ規則性を明らかにして、「不測」の事態を予測できるものにする研究をすすめます。

■巨大災害をシュミレートする。

起きてほしくない災害を、コンピュータ上で意のままに発生させることで、災害の性質と被害の関係を明らかにする研究をすすめます。

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災害リスクマネジメント研究領域

Urban Design and Planning

大都市の災害を減らすためには、災害に強い施設を作るだけでなく、防災に関するさまざまな計画の上手な組み合わせが必要であると考えます。

【危機管理】

図:危機管理

■安全で安心な「まちづくり」をすすめる。

災害に強く、人々が安心して毎日をおくることができる都市をつくるための「まちづくり」計画のありかたについて研究をすすめます。

■効果的な防災計画をつくる。

さまざまな組織や個人の協力でなされる災害対応をまとめるための防災計画を、使いやすく、役に立つものにする研究をすすめます。

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災害情報システム研究領域

Information and Intelligence

災害に対する人間や社会の対応についての理解を深めることが、災害による人々の苦しみを減らすために必要であると考えます。

【クロスメディア・データベース XmDB】

図:危機管理

■災害過程を理解する。

被災者や災害対応にかかわった人々が災害をどのように理解しているかを体系化することで、災害の教訓を防災に活かす研究をすすめます。

■巨大災害をシュミレートする。

これまでの災害研究ではほとんどふれられてこなかった災害を受けた人々や地域社会がどのように災害から立ちなおっていくかについての研究をすすめます。

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防災学の確立をめざして

Hazard Mitigation

防災は多くの学問領域と実務の両方にまたがる総合的な課題です。理工学から人文社会科学までを含めた、幅の広い防災学の確立をめざしています。

■データベース "SAIGAI"

巨大災害研究センターは、1975年以来、北海道大学、東北大学、埼玉大学、名古屋大学、九州大学の各防災資料センターと協同して、わが国で最大の災害文献データベースの構築をすすめています。

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