Memorial Conference | ![]() |
●開催主旨
阪神・淡路大震災からまる5年がたちます。 被災地に暮らす人にとっては、依然として震災の影響は多くの面に残っています。 これまで復旧・復興に忙しく、この5年間を振り返る暇もなかった人も多いはずです。 5年が過ぎようとする今、やっと自分たちの5年間を総括しようという試みが各地で起こってきたところです。 被災地外に暮らす人にとっては、もう阪神・淡路大震災は過去のことかもしれません。 この震災は、第2次世界大戦後、近代都市が体験した最大の自然災害です。 その教訓は計り知れないものがあります。 ところが、震災から2ヵ月後に起きたサリン事件のために、その後の復旧・復興の苦労はマスコミも断片的にしかとりあげなくなりました。 そのため、あれだけの体験をしながらその教訓を十分に学ばないままこの5年間を過ごしてきたかもしれません。 震災から5年がたった今、被災地内の人にとっても、被災地外の人にとっても、阪神・淡路大震災とはなんだったのか、その教訓として何を学ぶべきなのかを考える、ちょうどいい時期に来たといえます。
私たち阪神・淡路大震災の教訓を世界と21世紀に発信する会(組織委員長 新野幸次郎)では、震災1年目から毎年「メモリアルコンファレンス・イン・神戸」を被災地で開催してきました。
この会議のねらいは、次の通りです。 |
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