比較防災学ワークショップ/第4回/「災害対応研究会」公開シンポジウム

第4回比較防災学ワークショップ
4th Workshop for
"Comparative Study on Urban Earthquake Disaster Management"

〜みんなで防災の知恵を共有しよう〜

 自然災害は、自然現象であり、同時に社会現象でもあります。 阪神・淡路大震災をきっかけとして、「災害に強い社会」を作るためには社会現象としての災害についての研究の必要性が明らかになりました。 このワークショップは、さまざまな角度から生活と防災の関係について比較・検討する場を作ろうとする試みです。 地域、時間、季節、立場、年齢、男女、日米等の比較を通じて、自分なりの比較の視点を持つことで、防災についての新しい発見が生まれることを期待しています。 会場内で自由に活発な議論や意見交換をしたいと考えています。

pdf プログラム

日時 2004(平成16)年 1月 29(木)・30日(金)
会場 神戸国際展示場2号館 3F 3A会議室
神戸市中央区港島中町6丁目9―1 TEL:078-302-5200
共催 京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
日本自然災害学会
日本災害情報学会
地域安全学会
参加費 無料
定員 200名
申込み
問い合わせ
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
TEL(0774)38-4273 FAX(0774)31-8294

予定
1月29日(木)午前
10:00-10:10 開会挨拶
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター長
河田 惠昭
日米共同研究領域代表挨拶
(独)防災科学技術研究所 地震防災フロンティア研究センター長
亀田 弘行
10:10-11:00 基調講演
「ワールドトレードセンター(WTC)テロ災害の教訓」
ニューヨーク大学行政研究所長
David Mammen
11:00-12:00 「日米共同研究による都市地震災害の軽減」 (領域代表:亀田弘行/(独)防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター長)の計画研究 「地震災害に関する危機管理の比較防災論的研究」の米国側研究成果の報告
コーディネーター Linda B. Bourque
(UCLA災害公衆衛生研究センター・教授)

1月29日(木)午後
13:30-16:00 「日米共同研究による都市地震災害の軽減」 (領域代表:亀田弘行/(独)防災科学技術研究所地震防災フロンティア研究センター長)の計画研究 「地震災害に関する危機管理の比較防災論的研究」の日本側研究成果の報告
コーディネーター 目黒 公郎
(東京大学生産技術研究所・助教授)

1月30日(金)午前
10:00-12:00 パネルディスカッション
「これからの日米国際共同研究のあり方」

パネリスト Linda B. Bourque
(UCLA災害公衆衛生研究センター・教授)
宮野 道雄
(大阪市立大学大学院生活科学研究科・教授)
立木 茂雄
(同志社大学文学部・教授)
目黒 公郎
(東京大学生産技術研究所・助教授)
コーディネーター 河田 惠昭
(京都大学防災研究所教授)
Kenneth C. Topping
(京都大学防災研究所外国人客員教授)




「災害対応研究会」公開シンポジウム

 2001年9月11日に米国で発生した同時テロでは、まったく予想のつかない事態に対する社会の危機対応能力が問われた。そして、米国の対応は、「どのような危機に対しても効果的な危機対応できる計画」を持つ一元的で包括的な危機対応システムの有効性を証明した.わが国は先進諸国の中で一元的な危機管理システムを持たない国である。しかし、我国でも、都市洪水災害の激化,南海トラフ沿いの広域巨大地震の発生,BSE対策,同時テロ,近隣国からのミサイルの脅威など、各種の予想外の危機的な状況が続発しており,どのような危機に対しても効果的な危機対応できる計画を持つ包括的な危機対応システムの構築は我国が行なうべき構造改革の一つであるといえる.わが国の社会風土に適しつつ、「どのような危機に対しても効果的な危機対応ができる計画」のあり方を検討する。


テーマ 日本社会に適した危機管理とは何か
日時 2004(平成16)年 1月30日(金)
会場 神戸国際展示場3F 3A会議室
神戸市中央区港島中町6丁目9―1 TEL:078-302-5200
共催 災害対応研究会
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
参加費 無料
定員 200名
参加申込 当日先着
問い合わせ 京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
TEL(0774)38-4273 FAX(0774)31-8294

13:00-14:00 基調 講演
日本社会に適した危機管理の必要性

京都大学防災研究所教授
林 春男
14:00-16:00 パネルディスカッション
日本社会に適した危機管理のすがた
パネリスト ・危機管理の現場を預かる立場から
 務台 俊介(総務省消防庁防災課長)
・組織の立場から
 野田 隆(奈良女子大学人間文化研究科助教授)
・対応施策の立場から
 立木 茂雄(同志社大学文学部教授)
・ニューヨーカーの立場から
 David Mammen(ニューヨーク大学行政研究所長)
コーディネーター  林 春男(京都大学防災研究所教授)