比較防災学ワークショップ/第5回/「災害対応研究会」公開シンポジウム

第5回比較防災学ワークショップ
5th Workshop for
"Comparative Study on Urban Earthquake Disaster Management"

〜みんなで防災の知恵を共有しよう〜

 自然災害は、自然現象であり、同時に社会現象でもあります。 阪神・淡路大震災をきっかけとして、「災害に強い社会」を作るためには社会現象としての災害についての研究の必要性が明らかになりました。 このワークショップは、さまざまな角度から生活と防災の関係について比較・検討する場を作ろうとする試みです。 地域、時間、季節、立場、年齢、男女、日米等の比較を通じて、自分なりの比較の視点を持つことで、防災についての新しい発見が生まれることを期待しています。 会場内で自由に活発な議論や意見交換をしたいと考えています。

pdf プログラム

日時 2005(平成17)年 1月 20(木)・21日(金)
会場 神戸国際展示場2号館 3F 3A会議室
神戸市中央区港島中町6丁目9―1 TEL:078-302-5200
共催 京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
東京大学生産技術研究所 都市基盤安全工学国際研究センター
京都大学防災研究所21世紀COEプログラム
文部科学省大都市大震災軽減化特別プロジェクトV-3
後援 日本自然災害学会、日本災害情報学会、地域安全学会
参加費 無料
定員 200名
申込み
問い合わせ
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
TEL(0774)38-4273 FAX(0774)31-8294

         
予定
1月20日(木)午前

10:00-10:10
特別講演「比較検証:日米の危機管理」
挨拶・講師紹介
 矢守 克也(京都大学防災研究所・助教授)
10:10-11:05 “Crisis management and recovery: Lessons from New York and 9/11”
 David Mammen (ニューヨーク市市政改革研究センター・センター長)  
11:05-12:00 「日本における危機管理:日本滞在中の経験を踏まえた考察と提言 」
 Leo Bosner(米国FEMA危機管理専門官 )
*「災害対応研究会」公開シンポジウムへ続く

1月21日(金)午前・午後
10:00-17:00 文部科学省 大都市大震災軽減化特別プロジェクト(大大特)V-3
「巨大地震・津波による太平洋沿岸巨大連担都市圏の総合的対応シミュレーションと
その活用手法の開発」
紀伊半島南東沖地震 緊急報告会
「9月5日の地震が教えてくれたこと」

10:00- 挨拶・趣旨説明 河田惠昭(大大特V-3研究代表者)
10:30- 人々の行動や意識は変わったのか 岡田憲夫(京都大学防災研究所・教授)
11:30- 行政はどう動いたのか 林 春男(京都大学防災研究所・教授)
12:30-13:30 昼食休憩
13:30- 長大構造物は大丈夫か 澤田純男(京都大学防災研究所・助教授)
14:30- 津波情報はどう受けとられたのか 河田惠昭(京都大学防災研究所・教授)
15:30- ライフラインは大丈夫か 佐藤忠信(京都大学防災研究所・教授)
16:30- 総括 河田惠昭(大大特V-3研究代表者)
17:00 終了




「災害対応研究会」公開シンポジウム

 阪神淡路大震災をはじめとする過去の災害対応事例の研究や諸外国が採用する危機管理体制の比較検討を通して、どのような原因により発生する危機であっても効果的な危機対応ができる一元的な危機管理体制の構築を目指す。
 その中核として、GIS:Geographic Information System(地理情報システム)という言葉はいろいろなところでお聞きになったことがあると思います。でも、何か難しい、高価で、どう使えばいいのかわからない、自分とは無縁なものと思われていたかもしれません。このGISが危機発生後の対応をどのように効率化できるのか、どのようにすれば身近なものにできるのかについて議論していきたいと思います。


テーマ 「災害対応にGIS(地理情報システム)は使えるか?   −新潟県中越地震とスマトラ島沖地震津波災害をふまえて− 」
日時 2005(平成17年)1月20日(木) 13:30〜17:00
会場 神戸国際展示場3F 3A会議室
神戸市中央区港島中町6丁目9―1 TEL:078-302-5200
共催 災害対応研究会
京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
科学技術振興調整費「日本社会に適した危機管理システム基盤構築」
参加費 無料
定員 200名
参加申込 当日先着
問い合わせ 京都大学防災研究所 巨大災害研究センター
TEL(0774)38-4273 FAX(0774)31-8294

  
予定
1月20日(木)午後
13:30-13:40 開会挨拶 「災害対応とGIS」
河田恵昭(京都大学防災研究所巨大災害研究センター教授・センター長)
13:40-14:20 話題提供1
 「GISとはそもそも何か、災害対応で何ができるのか?」
 という疑問に答える

佐土原 聡(横浜国立大学大学院環境情報研究院・教授)
14:20-15:00 話題提供2
 「GISは高い、難しい、余計な仕事を増やすだけでは?」
 という心配に答える

ポール吉冨(京都大学防災研究所巨大災害研究センター・研究員)
15:00-15:40 話題提供3
 「GISは災害対応だけのものか、通常業務には生かせないのか?」
 という期待に答える 

浦川 豪(京都大学防災研究所・COE研究員)
15:40-15:50 休憩
15:50-17:00 パネルディスカッション
「災害対応でGISを活用するには・・・新潟県中越地震とスマトラ島沖地震津波災害をふまえて」
 を皆で考える
パネリスト 佐土原 聡(横浜国立大学大学院環境情報研究院・教授)
ポール吉冨(京都大学防災研究所巨大災害研究センター・研究員)
浦川  豪(京都大学防災研究所・COE研究員)
正木 千陽(ESRIジャパン(株)・代表取締役社長)
コーディネータ 林  春男 京都大学防災研究所巨大災害研究センター・教授