自然災害は、自然現象であり、同時に社会現象でもあります。 阪神・淡路大震災をきっかけとして、「災害に強い社会」を作るためには社会現象としての災害についての研究の必要性が明らかになりました。 このワークショップは、さまざまな角度から生活と防災の関係について比較・検討する場を作ろうとする試みです。 地域、時間、季節、立場、年齢、男女等の比較を通じて、自分なりの比較の視点を持つことで、防災についての新しい発見が生まれることを期待しています。 会場内で自由に活発な議論や意見交換をしたいと考えています。
(概要・予定) |
1月18日(木)午前 |
10:00-12:00 |
シンポジウム:日本から世界へ 災害脆弱性の改善に向けた取り組み
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10:00-10:05 |
「挨拶・趣旨説明」 |
10:05-10:20 |
「最近の途上国の自然災害に対してSVAが行ってきた支援活動」
鈴木 晶子((社)シャンティ国際ボランティ ア会) |
10:20-10:35 |
「CODEが取り組むくらしの再建〜安心・安全なすまいとは?」
吉椿雅道(CODE海外災害援助市民センター) |
10:35-10:50 |
「100ドル耐震補強:最近の活動」
目黒公郎(東京大学生産技術研究所) |
10:50-11:05 |
「長期的津波監視の維持を重視した地震津波被害軽減システムの提案」
高島正典(富士常葉大学環境防災学部) |
11:05-11:20 |
「建物の災害脆弱性の改善に向けたわが国の取り組み」
岡崎健二(政策研究大学院大) |
11:20-11:35 |
「インドネシアにおける地盤調査技術協力と学生による防災教育 支援活動」
清野純史(京都大学工学部) |
11:35-11:55 |
総合討論 |
11:55-12:00 |
閉会の挨拶 |
12:00 |
終了 |
*「災害対応研究会」公開シンポジウムへ続く |
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1月19日(金)午前・午後 |
10:00-12:00 |
シンポジウム:比較復興学の試み−米国の復興事例に学ぶ− |
10:00-10:10 |
「開会にあたって」
河田恵昭 (京都大学防災研究所長) |
10:10-10:50 |
「9/11 同時テロからのNYの復興」
David Mammen (京都大学防災研究所・外国人客員教授) |
10:50-11:30 |
「ハリケーンカトリーナからのNewOrleans の復興」
Robert Olshansky(イリノイ大学アーバナ・シャンペイン校・教授) |
11:30-12:00 |
全体討議 |
12:00-13:00 |
昼食休憩/Lunch |
13:00-17:00 |
シンポジウム:「兵庫県生活復興調査」を通してみた阪神・淡路大震災からの 復興過程 |
13:00-13:25 |
「草の根検証作業から生まれた生活復興調査の調査フレーム」
林 春男(京都大学防災研究所)
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13:25-13:40 |
「生活再建7要素モデルの発見」
田村圭子(新潟大学災害復興科学センター) |
13:40-13:55 |
「被災後のすまいの変遷」
木村玲欧(名古屋大学環境学研究科)
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13:55-14:10 |
「被災後のまちの復興」
野田 隆(奈良女子大学人間文化研究科)
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14:10-14:30 |
(休憩) |
14:30-14:45 |
「生活復興感の測定」
矢守克也(京都大学防災研究所)
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14:45-15:00 |
「被災後の家計・くらしむき」
田村圭子(新潟大学災害復興科学センター)
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15:00-15:15 |
「復興カレンダー」
木村玲欧(名古屋大学環境学研究科)
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15:15-15:30 |
「復興パネル調査」
黒宮亜希子(吉備国際大学社会福祉学部)
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15:30-15:45 |
「生活復興モデルの検証」
立木茂雄(同志社大学社会学部)
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15:45-16:00 |
「調査結果の震災復興施策への反映と教訓の継承」
松久士朗(兵庫県県土整備部復興局復興推進課) |
16:00-16:20 |
(休憩) |
16:20-17:00 |
全体討議 |
17:00 |
終了 |