Memorial ConferenceIV君の証言 DRS
「君の証言」

震災
森田 進之介(尼崎市立武庫小学校)

 ぼくは、震災の作文を何回もなぜ書くのか、不思議です。ぼくは、震災直後の時のことを、知っているのでもう書かない方がいいと思います。でも書く理由を考えてみました。
 今、神戸、芦屋、西宮、尼崎では仮設住宅に住んでいる人がたくさんいます。ぼくは、その仮設住宅の事をレポートに書きます。その中に、お年老りの人は、お金が手に入らなくて、移転もできないので仮設住宅にずっといたままです。そのお年老りの人をなんとかして助けてあげたいです。ぼ金やチラシを配って全国の人にどんなに苦しんでいるのかを教えてあげたいです。その全国の人と協力して国にうったえたいです。武庫地区では、すさのう神社では、とりいの前の彫刻がたおれて、こわれたままです。マンションにもひびを直した場所が目立っています。今、商店街のアーケードがとりこわされています。新しいアーケードをとりつけようとしています。別にとりこわさなくてもいいと思います。こわれてもなかったし、震災にもたおれてなかったのでじょうぶだったと思います。そんなことにお金を使うんだったらひ害者にあげた方がいいと思います。人は、冷たいと思います。他人の気持ちの一部も知らなくて自分たちがよかったらいいというふうな気持ちがたくさんあるからいけないと思います。
 天災は、こわいです。地震、台風、たつまき、かみなりなどいろいろあります。台風は、水をたくわえるために必要だけど、ときには、家をこわしたり、車をひっくりかえしたりしてすごい力を持っています。地震、たつまき、かみなりは、ひ害にあうと死んでしまうかもしれません。
 もっと多くの人がひ害にあった人の心を知って上げることが必要だと思います。


Research Center for Disaster Reduction Systems, DPRI, Kyoto University
京都大学防災研究所巨大災害研究センター