11月9(月)、10(火)の両日に、四万十町興津地区にて家具転倒防止の啓発活動、「家具固定相談」を実施しました。
■なぜ「家具固定相談」が必要なのか
以前こちらでも書かせていただいていますが、現在家具の固定が進まない大きな理由として、「住んでいる住民さんだけでは家具固定するのが難しいことが多い」というのがあります。固定の方法がわからない、固定器具を取り付ける体力がないなど、当人の力のみに頼った家具固定の普及には限界があることが明らかになってきています。
また、今年1月から地元自治体が家具固定への補助金を出す制度を制定、施行なさったのですが、こちらもなかなか制度の存在が住民の間に浸透せず、せっかくあるのにあまり利用されないという状況になっていました。
この状況を打破すべく、あらかじめ定めた日時に家具固定講習会(勉強会)と講習会参加者による実地取り付けを行う日を定め、その日に家具固定を「されて」みませんか?という希望を募ることが必要となりました。これを行うのが「家具固定相談」なのです。
ちなみに実地取り付けとは、家具固定講習会を受けた住民さんが、家具固定が出来ない、でもやりたいという希望のある住民の方のお宅に入って家具の固定を行うというものです。これにより、個人では家具固定できなくとも、同じ地域の力も体力もある別の住民が家具固定を行うことで「地域で家具固定を推進する」ことができるようになるわけです。
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