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京都大学防災研究所 Presents

第19回 米田 格さん(京都大学防災研究所)

「満点の防災、奏でたい」(4ページ目/4ページ)
【聞き手 住田功一アナウンサー (NHK大阪放送局)】

住田:多くの人と一緒に考えて伝えていこうということですね。では最後に、米田さんが思い描いてらっしゃる将来の「夢」というのをお聞かせいただきたいと思うんですが。

米田:個人的には3つありまして。

住田:ええ。3つあって・・・

米田:はい、ちょっと多くて申し訳ないんですけど、ひとつは、技術職員という職業ですね。意外とあんまり認知されてないというか、大学は研究者と学生さんと、あと事務の方がいるのかなというのは、皆さん結構、認識されているんですけど、技術職員っていうと、何それって言われるときがあるので、できればそういう職業もあって、研究に携わっているんだっていうのが、もっと広まるといいなって思います。

あとは、私は技術職員なので、自分が持っていたり、あるいはこれから身につけていく技術力で、今やっている研究がさらに発展っていうか、新しいことがわかるだけじゃなくて、スタンダードにやってる研究も、実はもっと効率よくとか、もっとうまいデータのとり方があるっていうのが提案できるような技術職員になっていきたいなぁって思います。

最後は、この阿武山観測所の職員として、やっぱり、ここは一般の方も入って、研究者もいて、職員もいて、なかなか珍しい場所だと思うんですよ、立場がフラットであるっていうのが。だから、そういう取り組みをもっと広めて、発展させていってですね、所長も言われているんですけど、最終的には、ここはもう世界に通用するというか、もう富士山みたいなもんですね。「フジヤマ」といえば、日本の富士だと言われるように、阿武山も、阿武山と言えば日本にあるあの地震観測所だなっていうのが、世界に伝わるような場所にしていきたいなと、考えています。

住田:山の上にそびえたつ、かなりこうレトロでですね、昔は威厳のある建物だったと思うんですが、もっともっと市民に今、近づいているんだよっていうことを知ってほしいですね。

米田:そうですね。

住田:ここでの活躍をお祈りしておりますので。

米田:ありがとうございます。

住田:きょうはどうもお忙しい中、ありがとうございました。

米田:どうもありがとうございました。



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