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京都大学防災研究所 Presents

第21回 宮本 匠さん(兵庫県立大学 専任講師)

「人々が輝く、ときめきの災害復興論」(5ページ目/5ページ)
【聞き手 住田功一アナウンサー (NHK大阪放送局)】

将来の夢は

住田:では、このコーナーの最後にですね、伺うことになっています夢、宮本匠さんが思い描く将来の夢を教えていただけますか?

宮本:そうですね、やっぱりこの村にずっと、この地域にずっと関わりたいなと思って、研究の道も選んだんで、やっぱりずーっと関わっていきたいんですよね。
その時に、これは、この前、村の皆さんが集まったとこでもそんな話をしたんですけど、この地域に祝い唄、「天神ばやし」っていう祝い唄がありまして、これは、おめでたいことがあった席で、「じゃあ、今日はめでたい、嬉しいから、天神ばやしをひとつ出そうか」って言って、みんなで謡うんですよ。
これは初めて僕が木沢に来たときに、地震後初めての天神ばやしっていうのがその場で出て、すっごく感動して、もう大好きですけど。

この天神ばやしをですね、たとえば、20年後30年後、ここで歌ってたいですね。じゃあ20年後ってこの地域に何人の人が残っているのか、ひょっとしたら、人が残っていない可能性もありますけど、それでもここに何かのきっかけで、かつての仲間とまた集まって、なにかこうおめでたいことがあって、みんなでここで天神ばやしを歌えたらいいなっていうふうに思います。

住田:ほんとに、きっと、若い人がこれだけしょっちゅうね、いろいろたずねてくるという拠点もできたし、祝いの歌ですね、これから10年後、20年後、続くんじゃないかなと思いますね。今日は、ほんとに、どうもありがとうございました。

宮本:はい、ありがとうございました。



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